ミニみらいあれこれ
ミニみらいの由来
ミニみらいは子どもたちが運営する「小さな都市 つくばみらい」です
ミニみらいでは市役所やいろいろなお店で仕事を体験できます。「小さな都市」で子どもは時間を忘れて「遊び」「働き」「学び」ます。働けばそのぶん給料「ミラ」がもらえます。ミラを使って体験ブースでの体験や食事をすることもできます。あまれば貯金し来年も使えます。もちろんルールを守らないと警察官に注意されます。給料をもらうと税金を払う義務もあります。社会のしくみを体験できるのが「ミニみらい」です。
もともとはドイツのミニミュンヘンを手本にして企画しました。ミニ・ミュンヘンは7歳から15歳までの子どもだけで運営しています。時期は8月の夏休み期間3週間。ドイツのミュンヘン市ではすでに30年以上の歴史があります。ミュンヘンでは、市民権を得るためには、まず少しだけ仕事と学習をする必要があります。市民として必要最低限のルールを学ぶことです。市民権を得た後は、自由に自分の好きな仕事を見つけて働くと、「ミミュ」というお金がもらえます。時給はすべて5ミミュですが、1ミミュは税金として市役所に納めなければなりません。
ミミュを持っていると、楽しい映画を見る事もできるし、タクシーに乗る事もできるし、もちろんおいしいお昼ごはんを食べる事もできます。仕事の種類は「大きな都市」と全く同じで、コックさん、タクシー運転手、花屋さん、デパートの店員、デザイナー、アナウンサー、新聞記者、教員、そして公務員や議員さん、市長さんなどの仕事がたくさんあります。ミミュがあまったら銀行に預けたり、土地を買ってお店を経営する事もできます。そのために、銀行員、建築家、大工さんもいます。ルールを守らないと警察官に注意されたり、場合によっては裁判にかけられ、罰金を取られることもあります。
ミニミュンヘンについて詳しくはこちらを
ミニみらいは、ドイツのミニミュンヘンをベースにして始めました。今は札幌、横浜、川崎、千葉、福岡など日本各地で行われています。ミニみらいは茨城県では最初の取り組みだと考えています。
小中学生が自分たちの考えでミニみらい全体を運営したり、働き手となってブースを経営していきます。その中ではうまくいくこともありますが、失敗がつきものです。それらをどう解決していくか、みんなで話し合って工夫改善していくことがミニみらいのねらいでもあります。
初めての取り組みは2017年12月、つくばみらい市立伊奈中学校で行いました。当初は来場者は200人ぐらいの予想でスタートしましたが、大変盛況で登録者数だけでも600名を超えていました。それに同伴した保護者の皆さんや兄弟姉妹を合わせれば、約1000名ほどにはなったかと思っています。
今年は運営主体を総合型地域スポーツクラブみらいにかえて、さらに進化できるように計画をしています。スタート時は伊奈中学校区の小学校だけを対象にしていましたが、今回はつくばみらい市はもとより近隣の市町にも広めながら、よりよいものを作り上げていきたいと考えております。多数の皆様のご来場をお待ちしております。
今年の運営はつくばみらい市総合型地域スポーツクラブみらいが行います。